まるで記憶喪失

ホームページの更新が滞るということは、しょっちゅうありますよね。

ホームページの更新をすっかり忘れてしまうということも、しばしばあるでしょう。

しかし、自分がホームページを、なんのために作っていたかを、すっかり忘れてしまうということが現実にあるのです!

自分自身の記憶喚起のために、このホームページを作り始めた経緯をお話ししましょう。

【1】死ぬかと思った

2021年4月 わたしは、大病を患いしばらく入院をしておりました。あまりにも辛い入院生活で、死ぬかと思いました。もし仮に思い残すことがあれば、と色々考えたのですが、実は、たいして思い残すことはなかったです。強いてあげれば、バンドやりたいな、という程度でした。

【2】仕事終わりにゆるくバンドするぞ

2021年6月頃 職場の六本松で平日の仕事終わりの19時くらいから趣味で遊べるバンドをやりたいと思い、入院前から知っていた、ギターのきょうへいちゃんと、カナダからやってきたドラム青年のマックスに声をかけて、六本松で19時から遊べる、オリジナル曲をやるバンドをやりたいと言いました。わたしは、いきなりオリジナル曲をやるまえに、2~3曲なんでも良いからコピーをしようと言いました。きょうへいちゃんも快諾してくれて、きょうへいちゃんの希望でアニソンの「よろしくメカドック」をコピーすることになりました。ベースのjin君が合流してくれて、ボーカルのシゲさんが入ってくれて、しばらく六本松で仕事終わりの19時から、ELLEGARDENやFLOWのコピーをしていました。

【3】女子高生の税金って何?

2021年夏ごろ、いい感じになってきたので、バンド名を決めようという話になりました。わたしは、メンバー全員の頭文字(JIN、KYO、SHIGE、TAKA、MAX)をつなぎ合わせて、JK’sTAXはどうかと提案したら、みんなから酷評されました。「女子高生の税金」ってなんやねん!?って話になりました。ショックでした。わたしは、女子高生でもガンガン税金を支払ってそうな人もいるのではないか、と反論しそうになりましたが、ぐっと思いとどまりました。正直、ガンガン税金を支払っている女子高生が思い浮かばなかったのです。ただ、色々考えているうちに、思い当たったのが、AKB48でした。そして、グループ名に数字が入っているのはいいよな、と思いました。そこで、今度は、バンド名の最後に数字を入れてはどうかと思いました。数字はなんでもよかったのですが、2021年だったので、21と入れることにしました。仕事柄、法律に触れることが多かった私は、「21条」というバンド名にしてはどうかと思いました。21条を英語でいうと、article21です。ちなみに憲法21条は「表現の自由」を定めています。そこで、article21を自由に表現してART!cle21はどうかと思いました。ARTを強調することで、とてもアーティストみたいですよね。ビックリマークも入れて強調しています。アルファベットの「i」を逆さまにして「!」というのは、いかにも自由な表現です。しかも、ビックリマーク入りというのは、「モーニング娘。」の最後の句点みたいでポップです。最後のcleは、なにも思いつきませんでした。なにも思いつかなかったので、目立たないように小文字でいいや、と思いました。このART!cle21という名前を、メンバーに伝えると、今度は意外にも好意的に受け止められました。AKBやモーニング娘のことは、このときメンバーに伝えたかどうかは忘れました。article21は21条という意味で、憲法21条は表現の自由である、そして2021年、ひいては21世紀を意味するのである、と、とても良いように伝えたと思います。

【4】We desire to occupy an honored place

バンド名も決まったので、ボーカルのシゲさんの声質やキーに合わせてオリジナル曲を作ろうと思いました。わたしは、以前からコンセプトアルバムを作りたいという希望があったので、「そうだ、バンド名に合わせて、憲法の1条から順番に曲を作って、幸福追求や平等や表現の自由などをテーマにしたら、一貫したコンセプトアルバムになるんじゃないか」と思いました。わたしは、意気揚々と憲法の1条の条文を調べて、思わず愕然としてしまいました。そうです。憲法1条は天皇について定めてあったのです。「いやいや、天皇をロックにしちゃ、いかんやろ。右翼に怒られるわ」そう思って、恐怖を感じました。しかし、憲法1条より、さらに前に、憲法前文というのがあることに気が付きました。憲法の前文は、GHQだかマッカーサーだかアメリカ軍あたりが、押し付けてきたという話があるとか、ないとか、ともかく、もともと英語で書かれておりますが、その原文で「We desire to occupy an honored place」という印象的な一文がありました。わたしは、この一文が気に入って、この一文を何度も口ずさみ、メロディをつけました。そして、オリジナル曲honored placeが完成しました。

【5】カナダ男マックスの武士道精神

そのころ、ドラムのマックスが、仕事の関係で19時に六本松に来ることが難しいということになりました。残業が厳しいとのことでした。ちゃんと残業代をもらえているのか尋ねると、日本に憧れてカナダからやってきた青年は「残業代を支払ってくれ、なんて言ってはいけません」と、間違った武士道精神を語り始めました。わたしたちはマックスの武士道精神を尊重し、少しでもマックスが参加しやすくなるよう六本松ではなく天神のスタジオに入ることにしました。マックスがドラムが叩きやすいという理由でMRTスタジオをつかうことになりました。ところが、結局、ほどなく、マックスは東京転勤になり、ART!cle21から脱退しました。ドラムがいなくなったので、きょうへいちゃんにドラムに回ってもらって、ギターを募集しましたが、新たに参加してくれたギターはドタキャンが多く、なかなかスタジオ練習がうまくできないことが続きました。

【6】空の雫

その後、なんとかギターが固定出来たのですが、その頃までに、スタジオに来ても、どうせギターがいないなどの状態が続いていたためか、すっかりスタジオ練習は遅刻やドタキャンするのが当たり前という風潮が蔓延してしまいました。なんとか空気を変えようと、ボーカルのシゲさんが好きな聖飢魔Ⅱの名曲「空の雫」をコピーするなどして、空気改善を図ったのですが、バンドは空中分解、文字通り、ART!cle21 そのものが、空の雫になってしまったのです。

【7】脱★日程調整宣言!

わたしは、毎回、メンバーの日程をきいて、スタジオに電話連絡して予約をとることをしていたのですが、せっかく予定を合わせてもドタキャンしたり遅刻するのが当たり前という雰囲気が続いたので、日程調整するのが、極めてむなしくなりました。バンドもうまくいかないので、日程調整をしないですむようにバンドではなくプロジェクトという形で、日程の合う1人のメンバーの近所までわたしが出向いて行って、そのパートだけをレコーディングする活動をしようと思いました。わたしは、ベースのJIN君に、コンセプトアルバムを作りたいから、手伝ってくれとお願いし、なにか良いコンセプトはないか、と尋ねると、JIN君から「これまでのバンドの歴史をストーリーにしてはどうか」とのアイディアをもらいました。なるほど、それは面白いと思ったわたしは、早速マックスがブラック企業で苦しめられている様子を描こうと思いました。また、JIN君に、リフをつくってくれと頼んで、JIN君に作ってもらったリフからインスピレーションを受け、ブラック企業の社長訓示を描いたVocationという曲を作りました。さっそく、VocationのベースパートをJIN君の家に行って、DAWでレコーディングしました。

【8】ボーカル不在

ギターとキーボードはわたしが演奏して、ドラムもDAWで作成すればよいと思いましたが、ボーカルだけは絶対必要だと思いました。そこで、わたしは、以前、博多のintro.というオープンマイクでステージを貸してくれる店のイベントで知り合った歌のうまい人に声をかけ、年末に、JIN君ともつ鍋を食べて、これからレコーディングしていこうぜ!と盛り上げたのですが、このあたりの記憶がかなりあいまいです。飲みすぎていたのでしょうか?このホームページでは、「もつ鍋で盛り上がった」という記事があります。しかし、どんな日程で、どう進めていくか、どんな話をしたか覚えていません。歌のうまい人も、ART!cle21の「one」はとても良い曲だとほめていたので、盛り上がって、ぜひ、歌ってくれという話をした記憶があります。歌のうまい人とは、一緒に洋楽縛りのカラオケに行ったりしたのですが、結局、その後、ラインを送ると既読スルーされるようになり、その後、未読になりました。また、わたしは、メンバー募集サイトにもボーカル募集の記事を出しました。すると、Vtuberの青年から、オリジナル曲をやりたいと連絡がきました。ところが、彼もラインが既読スルーだったり未読だったりで、なかなか前に進まない状態が続きました。

【9】TOTOドラマー発見!

メンバー募集サイトを、なんとなく見ていると、TOTOがお好きだというドラムの方を発見し、このような方は、極めて希少なのでボーカルはさておき、ひとまず連絡を取ってみるべきだと思い、連絡をとらせていただきました。すると、スタジオに入ってTOTOを合わせてみようという話になったので、ひとまずJIN君に声をかけて、スタジオに入った、というのが現時点でございます。わたし自身、真剣にTOTOの練習をしているうちに、すっかりコンセプトアルバムやプロジェクトのことを忘れてしまっておりました。むしろ、バンド活動が復活できそうだと思って、ART!cle21のホームページを更新しようと、ひさしぶりにパソコンを立ち上げて、驚愕の事実に気が付きました。ART!cle21のホームページは、自分の意思で、全部削除してしまっており空の雫となってしまっていたのでした。そこで、やむを得ず、こちらのTAKARA PROJECTのページに、ART!cle21のページを合体させようと思って、これまでの経緯を、ながながと記載した次第です。自分がなんのホームページを、なんのために作っていたかすら忘れてしまうということが本当にあるのだな、と自分自身でも驚いた次第でございます。

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